きっかけは子どもへの読み聞かせ。ハマったのは私
私は子どもにたくさんの絵本を読み聞かせたいと思い、こども向けの絵本を日々購入したり図書館で借りたりしてたくさんの絵本を読んできました。
どの絵本も素敵で、娘が気に入った絵本はたくさんありましたが、私が特別ときめく絵本はありませんでした。
そんなある日、出会ってしまったのです。
こちらの記事では私がきゅんとした絵本を2冊紹介します。
初めてのきゅん体験『バルボンさんとさくらさん』
図書館で普段のように借りる絵本を探しているときにみつけました。
ワニのバルボンシリーズ。作者はももんちゃんシリーズの絵本作者、とよたかずひこさんです。
シリーズ全5冊のうち、私がきゅんとしたのは『ワニのバルボン バルボンさんとさくらさん』です。
シリーズをとおして動物園におつとめのワニのバルボンさんの日常を描いた作品です。
こちらの一冊では、保育園におつとめのさくらさんという結婚相手が初登場します。
大まかな内容はこちら。
「やさしいさくら先生が、保育園の子どもたちは大好き。でもバルボンさんだって、子どもたちに負けないくらい、さくらさんが大好き。」
そして私がきゅんとしたのは、
「ふたりはずっといっしょです。だってバルボンさんとさくらさんはけっこんしたんですもの。」
というページです。
ぜひ、とよたかずひこさんのほのぼのとしたイラストと合わせて読んでください。
だいすきな人と結婚して、ずっと一緒になかよく暮らす。
バルボンさんとさくらさんの愛に溢れたおはなしを読んで、当時の産後の私には足りなかった優しさを思い出しました。産後ってヒグマ化するって言いますよね。笑
それに当時の私は、「きゅんとする」こと自体久しぶりでした。
当時は子育てに精一杯で、自分の趣味を楽しむことすらできていなかったので、「こんな感情忘れてた!思い出させてくれてありがとうバルボンさん!」と本気で思いました。
私のようにきゅんとしたくなった方はぜひお手にとってください。
ちなみにこちらの絵本は私だけでなく娘もシリーズを通して気に入って読んでいました。
出版社アリス館の情報では3歳からとなっていましたが、当時2歳の娘はしっかり聞いてくれました。
赤ちゃん絵本と比較するとページ数は多いですが、文字数は少なめです!
かわいげのないように見えてすごくかわいい『ねこはるすばん』
ねこ好きの娘に、ねこの絵本はないかなと探してみつけたのがこちら『ねこはるすばん』。
ご覧ください、こちらのなんともねこらしいお顔のねこちゃん!
正直こちらは最初はきゅんとはせず、初めて見たときはなんだか可愛くないなあ、もっとかわいい表紙にしたらいいのに…なんて失礼なことを思いました。すみません。
しかしこれが不思議で、見るたびに愛着が増すんですよね。
「にんげん、でかけていった。ねこは、るすばん。とおもいきや……?猫だってカフェに行くし、身だしなみを整える。——あなたのしらない猫の世界。『ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ』。」
どの場面もなんだかオジサンのような哀愁漂う表情なのですが、全力でるすばんを満喫しております。
かわいらしさのないねこらしいネコチャン…と思いきや、最後のページの表情にやられました。
作者の町田尚子さん、どうしたらこんなに魅惑的なねこを描けるのか…。
気付いたらこちらのねこちゃんにきゅんとしている私がいました。じわじわときゅんとさせてくれてありがとう。
気になる方、ねこ好きの方はぜひ絵本を手にとってご覧ください。
出版社編集部の方とのインタビューがまた面白かったです。作品ができるきっかけや絵に込めた思いなどを知れます。
こういった話を聞くと、より一層作品をたのしめますよね。
前編はこちら
後半はこちら
なお娘ももれなくこちらの絵本にハマり、一時期こればかり読んでおりました。
娘のお気に入りはバッティングセンターのシーンで、バットを振るまねっこをして楽しんでました。
裏表紙のねこちゃん、しっぽの揺れ具合も、るんるんしている手足も、手に持っているのがねこじゃらしなのも、お耳の向きにまあるいお顔のフォルムまで。すべてがかわいいです。きゅん。
絵本って大人も楽しめる
今や私もだいすきな絵本がたくさんありますが、まずは2冊ご紹介しました。
娘のためにと思いはじめた絵本の読み聞かせは、いつしか私の癒やしにもなっていました。
子どもがうまれる前は、書店に行っても絵本コーナーは踏み入れなかったのですが、絵本って決してこども向けだけではないなと気づきました。
育児を通して新しい趣味をみつけられてラッキーです!
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